Croissant Island Presents

水納島のエビ・カニたち

ソメンヤドカリ

貝殻の入り口 直径3p

 小さい頃、天気がよいときはたいてい近所の草むらや川に遊びに行っては昆虫やらカエルやらを捕まえ、それらを家で飼っていたのだけれど、今考えるとなんて寛大な両親だったのだろう。
 なんて変な女の子(!?)だったんだろう……ともいう。

 そんな私のとても楽しみだったことの一つに潮干狩りがある。
 胸ワクワク状態で真夜中に出発し、千葉へ行っていた。
 何が楽しみって、そりゃあイソギンチャクやらヒトデやら、海なし県の埼玉では普段お目にかかれない動物を捕まえられることほど楽しいことはない。
 本来の目的であるはずのアサリには目もくれず、必死こいてバケツにもろもろの生き物を集める。

 その中にはヤドカリの姿ももちろんあったが、それらはみな小さいものばかりで、よく図鑑やテレビで見たイソギンチャクをつけたヤドカリには結局巡り会えないままであった。

 その悔しさを引きずっているせいか、水中でソメンヤドカリに出会うと、ついちょっかいを出してしまう。
 といってもヤドカリ自体ではなくてイソギンチャクの方だ。

 イソギンチャクを貝殻につけるヤドカリは何種類かいるが、このソメンヤドカリが貝殻につけているのはベニヒモイソギンチャクという種類のみ。
 そしてこのイソギンチャクは、いじくり回すとピンク色の糸状のものをニュルニュルと出すのである。
 触らずにはいられないでしょう??

 その後何かが起こる、というものでもないものの、興味のある人は是非一度お試しあれ。
 ※ちなみに夜行性です。