「徒然海月日記」から海の話が含まれている日記のみ抜粋したバックナンバーです

2010年 8月6日(金) 晴れ一時雨

東の風 荒れ模様 水温29度

 去年の麻生太郎もたしかそうだったけど、やはりカンソーリも同じだった。

 ついに国連事務総長までやってきて、世界的な核廃絶の機運が高まる中、唯一の被爆国として核廃絶への道筋を作るべくリーダーシップを発揮していくべき一国の総理が、なんでわざわざこの日この時に、

 「核の抑止力は必要」

 なんてことをあえて言わねばならないのだろうか。
 そこには政治的センスやカン得意のパフォーマンスなど微塵も感じられない。
 もっとほかに言い方があるだろうと思うのだけど、ある種異様なこの返答は、何か裏の力に無理に言わされているとしか思えない。

 さて、その黒幕は誰でしょう?

 それとはまったく関係なく、昨日カメラを持って潜っていると、黒い三連星ならぬ白と赤の三連星がいた。

 で、撮っている最中にフト眼下に目をやると、この子がいた。

 パリーダ!!
 …という名前で親しまれていたのも今は昔。
 途中シロズキンキセワタガイという垢抜けない名前がついたかと思ったら、10年ぶりくらいに再会してみれば、「クロヘリシロツバメガイ」という、味も素っ気もない名前になっていたのでビックリした。

 このウミウシ、正面から観るとちゃんと目があるのをご存知だろうか。

 ね。
 この手の仲間にはたいていこの目があって、それをもって顔として捉えると、ただのカラフルなナメクジが途端にキャラクターに変身する。

 この顔だと、やっぱ名前は「パリーダ!」だよなぁ。<ビックリマークはいらないと思いますが……。