「徒然海月日記」から海の話が含まれている日記のみ抜粋したバックナンバーです

2011年 4月22日(金) 晴れ

南東の風 やや波あり 水温20度(水深5m以浅21度)

 相変わらず水温は低い。
 沖縄の海で、しかもリーフの内側じゃないところで、エントリーした途端に手首が痛くなるくらいの冷たさを味わうのは、ひょっとすると初めてかも………。

 そして4月も半ばを過ぎているというのに、連日こんなに晴れが続いてさえほとんど水温が上がらないというのもまた、水納島に来て初めて。

 この夏、その逆もまたフツーにありえるかもしれない……。

 そんな冷たい海の中で、このところすっかり稀少種になってしまったハリセンボンに久しぶりに出会った。

 でもなんだかいじけている??

 その背中を見てみると……

 ギョエッ!!

 ウミシダウバウオそっくりな形をした寄生虫が……。
 ただでさえ鈍そうなハリセンボンは、水温が低くなるとジッとしていることが多い。
 代謝が低くて反応が鈍くなっているのを幸いとばかり、寄生虫君はハリセンボンにとりつくのだろう。
 力のない彼の笑みは、寒さじゃなくて寄生虫のせいだったのか……。

 そんな寒さをむしろ好んでいそうなのが、ウミウシたち。
 ここ数日のダイビングで出会ったウミウシシリーズ。

 1本ピンと張っていた何かの粘液を綱渡りするシロウサギウミウシ(?)。
 彼ははたして自分の状況をちゃんと理解しているんだろうか?

 お次は

 これって、鰓の周りにまで白い筋が届いていないところからして、ノウメア・ワリアンスってヤツですよね??

 そして、

 ゾウゲイロウミウシ。
 さして珍しくもないこのウミウシながら、


肌色部分はワタシの人差し指

 こんなに小さいものは夏場ではなかなか見られない。

 珍しくないといえば、この季節のこのウミウシ。

 コールマン。そこらじゅうで姿を見る。
 ただし、砂の上を歩いているときにしょっちゅう出会うわけでもない。

 で、本日の本題はこれ。

 船に戻る寸前にうちの奥さんに呼び止められ、導かれるままについていったらこのウミウシがいた。
 すでにストロボの電池が風前の灯状態で、2つついているストロボのうち、
1灯だけがあと1度発光するかどうか…という状況だったのだが、かろうじて証拠写真を。

 このウミウシ、手持ちの図鑑では判別不能なんですけど、どなたか正体をご存知の方はご一報くださいませ。