「徒然海月日記」から海の話が含まれている日記のみ抜粋したバックナンバーです

2011年 10月6日(木) 晴れ!!

北東の風 波あり 水温26度

 久しぶりの太陽!!
 空はこんなに青く、海はこれほど輝くものだったんだ……。

 そんな桟橋にて、船と桟橋の間に流れ着いて溜まっている海藻の切れ端を物色していたうちの奥さんが、あるモノを見つけた。

 すかさず網で掬い取り、これは当然ヤラセ写真でしょうとばかりに、その後ダイビングに連れて行き、パシャ。

 ご存知アカククリ♪
 成魚や若魚ならそれほど珍しくない魚ながら、これほど小さい幼魚となると、人生で2度目の出会いでしかない。
 しかも1度目も、この桟橋脇でのことだった(前回は水納丸側)。

 その時も当然のようにヤラセ写真を撮ってはいるものの、当時はポジフィルムだったので、パソコンで使用する際にはいちいちスキャンしなきゃならない。
 なので、この際デジイチでも撮っておこうと。

 ポイントに着いて、アカククリちゃんを湯のみカップに移し変え、ドボンとエントリー。そして物陰があるところでそーっと放し、さぁ写真を撮ろうかな…

 ……と思ったら、アカククリちゃんは物陰に隠れずに、一目散に上昇を始めた。

 すると、それを目にした付近のクロメガネスズメダイが、スーッと近づくやいなや、

 ガジッ!!

 へ?

 アッ!!

 なんとアカククリちゃんの優雅な尻ビレにガブリと噛み付いたのである。写真のアカククリちゃんの「赤括り」が、尻ビレで途切れているのはそのせい……。

 つまりは僕のヤラセのせいで彼女を傷つけてしまったわけだけど、それにしても。
 あのぉ……アカククリの幼魚って、「ヒラムシに擬態することで身を守っている」んじゃなかったでしたっけ?

 その後場所を変えてなんとか撮ったのが上の写真。その際も、オジサンに狙われるわ、ヘラヤガラはジーッと見つめているわ、ヒトスジモチノウオは迫ってくるわ………

 全然ヒラムシに擬態している意味ないじゃんッ!!

 撮影後再び湯飲みカップに戻し、船に上げ、元通り桟橋脇に返してあげたものの。
 こんなに四方八方から襲われるアカククリちゃんは、この先無事に育っていけるのだろうか???

 いずれにしても、ハッキリ言えることはひとつ。
 ヤラセ写真はよしましょう♪

 あ、そうだ、アカククリといえば!!

 そのデザインセンスに、誰もがカツラまで取れてしまうほどに脱帽すると言われるアカククリTシャツ、当店で 人知れず 絶賛発売中!!