Maybe・15
渡久地港の灯台

 水納島にお越しになる方なら必ず2度見る機会があるのが、この渡久地港の灯台。

 なにはなくともとりあえず灯台、と言われるほどに(誰も言ってないけど)、海辺の観光名所になるのが灯台なのだが、残念ながら渡久地港の灯台はそのサイズがサイズだけに、観光客たちから「灯台」と思われているフシがない。だから…

 あえて言おう、カスであると!!

 …いやいや、それはギレンのセリフだってば。
 仕切り直し。

 あえて言おう、灯台であると!!

 この灯台は渡久地港を波濤から守る左右の突堤の先っちょにあって、その突堤まで普通に歩いていける(赤いほうが連絡船の乗降ポンツーン側から行ける灯台)。
 風が吹こうが雨が降ろうが突堤に釣り人がいない日はなく、休日ともなれば近所の少年たちも釣りに高じている。

 夕方ともなると、遠景に水納島を配して釣りに高じる少年たちの姿や、本部富士を背景に、雄々しく入港してくる我らが水納丸の姿を見ることができる場所でもある。


    
真ん中に小さく見えるのが水納島


中央にそびえる山が、知る人ぞ知る本部富士   

 何度となく島にお越しになっている方でも、ここまで来たことがあるという方は少なかろう。かくいう僕も、先月初めて散歩したくらいだったりする。

 散歩にはなかなか気持ちのいい場所なので、渡久地港で時間が余った方は是非一度お立ち寄りください。

オススメ時間帯
いつでもいいけど夕方頃のほうが、風景の色合いが味わい深い。