ブッシュドノエルウミウシ  ドーリス科

写真の個体の大きさ 10センチ

 美しく可憐なウミウシたちといえど、そもそもナメクジの親戚筋にあたる生物だけに、そのサイズが10センチを超えるとさすがにキモイ。

 写真のウミウシ君も、10センチ級はざらで、最大20センチにも達するというから、間違っても「カワイイ♪」とは思われないことだろう。

 ところが、というか、だから、というか、その名はなんと「ブッシュドノエル」。
 魚類学会における和名命名手続きのようなややこしく堅苦しい制限がないおかげで、ウミウシブームを受けてたてつづけに和名がつけられていったウミウシたち。
 その新名のなかに、スイーツ由来の名前がなぜにこんなに多いのか。

 命名者ご本人が甘党かどうかということよりも、業界的にターゲットを若い女性に絞り、そのハートを掴める名前、すなわちスイーツの名を多用するという、したたかなマーケティング・リサーチのなせるワザなのである。<当サイト推測。

 ちなみにこのブッシュドノエル君、以前はビーチで潜ればいともたやすく普通に出会えたものだった。写真のように産卵中の姿や、花のように見える産みつけられた卵もよく目にしたものだ。

 ところが最近ではかなりレアになっている。
 当時がたまたま当たり年の連続で今が通常なのか、それとも何かが変わってしまったのか……。

 サイクルがあるのなら、そろそろ当たり年になるかもしれない。