コナユキツバメガイ  カノコキセワタ科

写真の個体の大きさ 3センチ

 一見珍しそうなフォルムをしているけれど、目にする機会はわりと多い。
 その体色や形にはバリエーションがいろいろあって、なかにはとても同種とは思えないものもいる。

 えー?これはどう見ても別種でしょう??オハグロツバメガイでしょう??
 そうおっしゃりたくなる気持ちもよくわかる。
 が、この黒い子が這い進んでいる様子をずっと観ていると、彼の進む先にはノーマルタイプのコナユキツバメガイが。そしてそのまま躊躇なく接近し……
 …こうなった。

 ハグッ!!
 ここまで熱烈に抱擁しておきながら、別種ってことはないよね(このときの模様の詳細は
こちら)。

 ウミウシ類としては珍しいことに、彼らはサンゴの上を躊躇なく、いや、むしろ好んで歩き回っている。だから熱烈なハグも、被覆状サンゴの上でよく観られる。