マダライロウミウシ  イロウミウシ科

写真の個体の大きさ 2.5センチ

 夏場でもたまに出会うことがある。
 ただしいつも大人で、しかもたいていこんな風に連結している。

 これが繁殖生態に関係なく、ただの遊びだったとしたら、ウミウシたちの文化は果てしなく奥深そうだ。

 ともかく、そんなわけでこれまでは大人しか見たことがなかったのだけど、このオフ(2010年11月)に初めて若い子を見つけた(一番上の写真)。
 何か目的ありげにいそいそと砂地を這い進んでいたので、その動向を観察してみた。

 すると彼の行きつく先には……

 別の子が岩陰で待っていたのだった。
 若いうちはさすがに一人で清々しく生きているのかと思いきや、こんな小さなうちから不純異性交遊をしていたとは……

 ……って、ウミウシだから「異性」はないか。