ミガキブドウガイ  ブドウガイ科

写真の個体の大きさ 3センチ

 夏場、空気が余っていたので何の気なしにリーフエッジをさまよっていたら、写真のように3匹連なっているこのウミウシがいた。
 間違いなく初めて見るウミウシであることはその時にわかったが、報告したときにうちの奥さんがあれほど悔しがるとは思っていなかった。
 悔しがられるとなんだか貴重なものを見た気がしてうれしくなるものだ。その後別の日にも同じようなところで見られたらしい。

 初めての出会いがこのような集団状態だったものだから、同じようにいつでも見られるものかと思いきや、その後一度も再会を果たしていない。再会を果たさない間に、それまでキムバルムと学名で呼ばれていた名前が、ミガキブドウガイに変わってしまった。

 ちなみにこの仲間の例にもれず、この子たちにもちゃんと目がある。

 それをふまえて彼らの顔を観ると、なんともかわいい存在になる。