ゼニガタフシエラガイ  カメノコフシエラガイ科

写真の個体の大きさ 20センチ

 随分昔、まだうちの奥さんが水納島で単身赴任(?)をしていた当時(1994年)、ナイトでビーチに潜って見つけたウミウシ。

 日中は多くの海水浴客が泳いでいる水深1mの海底に、こんな巨大で不気味なクリーチャーが蠢いてるなんて……。
 あまりの巨大さゆえ、その存在を知らなかったらウミウシとは思わなかったかもしれない。

 このゼニガタフシエラガイも、チギレフシエラガイ同様カラーバリエーションが豊富なのだが、いかんせん、後にも先にもこのウミウシと出会ったのはこのとき限りなのだった。

 ※追記

 その後2011年6月のこと、5月に襲来した季節外れのストロング台風で安住の地を奪われたのか、日中にもかかわらず、ゼニガタフシエラガイがほうほうのていで砂地を這っているのを見つけた。

 実に17年ぶり2度目の登場だった。