エビカニ倶楽部

Unknown 4

体長 10mm

 これまた古い写真で、もうかれこれ10年前(2012年)になるから撮影時の記憶など星の彼方に消え去っている。

 けれど画像ファイル名にしている撮影年月日とポイント名で、夜空にゆらめく7等星くらいの仄かな灯りが記憶に灯っている。

 砂地のポイントでチョコチョコ観られる塊状サンゴもまたエビを住まわせていることがあるから、チェックしてみたらエビがいたのは同年4月のこと。

 撮る前から予想できていたとおり、エビの姿が見えない写真になってしまった。

 その2ヵ月後に同じポイントで撮ったのが冒頭の写真。

 これがはたして2か月前と同じサンゴ群体だったのかどうか、夜空に煌めく7等星の記憶は詳らかにしてくれない…。

 なのでそもそも両者が同じ種類のエビなのかどうかすら不明なのだけど、エビカニラバーの直感的には同じエビのように見える。

 モンダイは、これがこのカクレエビ亜科のグループで紹介している既知のエビと同じなのか別モノなのか。

 Unknown 3として紹介しているエビの色違い?

 それともイソバナカクレエビ似のエビとして紹介しているエビと同じ?

 …という疑惑をはらみつつも、わからないのでとりあえずUnknown 4として別枠に。

 ちなみに冒頭の写真を撮った同じ日に、同じサンゴ上と思われるところで↓こういうエビも撮っていた。

 透明系のエビたちは上から見た場合と横から観た場合とで見える模様の塩梅が変わることも多々あるとはいえ、こちらは脚に微妙な模様が入っていないから、冒頭の写真と別個体であることは間違いない。

 観た感じもやや小ぶりっぽいから、冒頭の写真のエビの若い個体かな…と思っているんだけどどうだろう。

 こうして真横から観れば、違いが分かるヒトには何かがわかるかもしれない。

 正体判明に繋がる何かがビビビッと来た方は、なにとぞご教示よろしくお願いいたします。

 あ、両者は別の種類です、といういささかザンネンな結論も歓迎です(笑)。