全長 12cm
6月(2026年)のユカタイシモチに続き、またしてもテンジクダイ類の新顔と遭遇した…
…オタマサが。
それは8月のことで、やはりリーフの切れ込みの奥の方の暗い岩陰にいたそのイシモチは、ナリはでかくともとにかく奥を向いてばかりだったという(冒頭の写真)。
チョロ…と体を動かしてくれても、せいぜいこの程度。
それでも特徴的な体の斑紋から、この魚はミスジアカヒレイシモチであろうということはわかった。
沖縄にはごくごくフツーにいるようながら、なにしろこういう暗いところで奥を向いてジッとしているため、健全ダイバーが遭遇するチャンスは少ないと思われる。
むしろ磯で夜釣りなどを楽しんでおられる方々のほうが、馴染みがあるのではあるまいか。
それにしても、ミスジはわかるにしてもヒレのどこも赤くないけど?
…と思ったら、これとは別にアカヒレイシモチという種類もいて、こちらはその名のとおり各ヒレが赤っぽく、釣果の写真はまさにカーディナルフィッシュだった。
あいにくこのミスジアカヒレイシモチには、少なくとも海中ではそのような赤味は見受けられず、黒斑はあるものの基本的に地味で、なおかつずっと奥を向いている…。
とてもスターになれる見込みはない。
そんなミスジアカヒレが、ほんの一瞬だけ横を向いてくれた!
刹那のチャンスにすかさず反応したオタマサ、しかし残念ながらピンボケ&尾ビレブチ切れ写真となってしまったのだった。
後日リベンジを期して再訪したオタマサによると、やはり奥を向いたまま微動だにせず、一向に埒が明かなかったという。
そしてさらに10日ほど経った頃には……Gone。
夜な夜な外に出てブイブイ言わせては元の場所に戻ってきていたのであろう彼も、日中頻繁に覗き見されるようになってついに嫌気がさしたのかもしれない。
はたしてミスジアカヒレイシモチの姿を真横から拝める日は来るか?
追記を待て。